スマホ画面にずらりと並ぶアプリのアイコン。
見ただけで何のサービスか一目でわかる、いわば「顔」とも言える存在です。
実はそのアイコン、企業にとって重要なブランド資産であり、多くが商標として正式に登録されています。
「LINE」や「YouTube」「Instagram」など、私たちにとっておなじみのアプリのアイコンもそのひとつ。
第三者による無断使用や模倣を防ぐため、企業はアイコンデザインをしっかりと商標登録で保護しているのです。
この記事では、5つのアプリのアイコンを取り上げ、商標登録の背景や、どのように役割を果たしているのかを分かりやすく解説していきます。

・すみや商標知財事務所の代表弁理士(登録番号18043)が執筆しています
・商標専門の弁理士として、13年以上、働いています
・本記事の執筆のために、時間を掛けて、アプリのアイコンの商標登録をチェックしました
・初心者向けに分かりやすく説明するのが、得意です
アプリのアイコンは商標登録すべき?
あなたは、どのようなアプリをスマホにダウンロードしていますか?
世の中には、数多くのアプリが存在して、色々なアプリをダウンロードしているかと思います。
アプリをダウンロードすると、スマホにはアイコンが表示されます。
よく使用するアプリであれば、アプリのアイコンを見ただけで、何のアプリか、判断できます。
つまり、アプリのアイコンは、商標としての機能を発揮しています。
商標の弁理士として働いていると、近年、スマホのアイコンの画像を商標出願したいという依頼も、よく受けます。
アプリのアイコンの5つの登録商標
アプリのアイコンの登録商標を5つ紹介します。
この中には、あなたが、普段、よく目にする登録商標も含まれているかと思います。
LINEアイコンの登録商標
コミュニケーション用のアプリ、LINEのアイコンの登録商標になります。

ユーザー同⼠であれば、国内・海外、通信キャリアを問わず、無料で⾳声・ビデオ通話・トークが楽しめます。
老若男女問わず、日本中で、多くの人が利用しています。
Instagramアイコンの登録商標
SNSアプリ、Instagram(インスタグラム)のアイコンの登録商標になります。

日本だけではなく、世界中で人気があり、全世界で月間10億人以上が利用していると言われています。
特に若年層からの支持が厚いSNSサービスになります。
PayPayアイコンの登録商標
キャッシュレス決済アプリ、PayPay(ペイペイ)のアイコンの登録商標になります。

2018年10月にソフトバンク社とヤフー社が共同でスタートしたサービスになります。
頻繁にテレビCMしているので、アプリをダウンロードしていなくても、この登録商標を知っている人も多いかと思います。
Youtubeアイコンの登録商標
オンライン動画共有プラットフォーム、Youtube(ユーチューブ)のアプリアイコンの登録商標になります。

なお、特許庁での審査では、この商標は、再生ボタンであると理解するにすぎず、識別力(特徴)がないと判断され、拒絶されました。
しかし、この判断に対して、拒絶査定不服審判を請求して、反論することで、商標登録が認められました。
radikoアイコンの登録商標
スマホでラジオが聴けるサービス、radiko(ラジコ)のアイコンの登録商標になります。

2010年3月から開始されたサービスになります。
このアプリを利用することで、インターネット環境があれば、様々なシーンでラジオが楽しめることができます。
・スマホ用のアプリのアイコンは、商標としての機能を発揮します
・近年、アプリアイコンの画像が、多数、商標出願されています
・アプリのアイコンの代表的な登録商標を、5つ紹介します
商標登録したければ、商標専門の弁理士に相談!
アプリアイコンを商標登録することは、多々あります。
商標登録したければ、商標専門の弁理士に相談しましょう!

筆者(角谷 健郎)にご連絡いただければ、親身になって、一緒に検討します。
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