商標登録は自分でできる?弁理士に依頼すべきか徹底比較

「商標登録って、自分でもできるのかな?」「弁理士に頼むと高そう…」

そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?

ちなみに、特許庁の統計データによると、2022年の商標出願のうち、約26%が、本人出願です。

以下のような人に読んでほしい!

・自力で商標出願しようか、弁理士に依頼しようか、迷っている人

・初めての商標登録にチャレンジしたい人

・弁理士に商標登録を依頼するメリットを知りたい人

この記事を読めば、「自分で商標登録」、「弁理士に商標登録を依頼」、それぞれの方法のメリット・デメリットが分かります。

また、弁理士に商標登録を依頼した方がいいのか、判断の参考になります

記事の信頼性
記事の信頼性

すみや商標知財事務所の代表弁理士(登録番号18043)が執筆しています

・商標専門の弁理士として、13年以上、働いています

自分でやる・弁理士に依頼、各々のメリットを熟知しています

・初心者向けに分かりやすく説明するのが、得意です

初回の相談、無料!

【業界では珍しい「商標専門」の弁理士】

自力で商標登録することも可能!

初心者くん
初心者くん

自力で商標登録できますか?

虎さん
虎さん

労力や時間が掛かりますが、可能です!

その場合には、商標登録の願書(申請書)を自分で作成して、特許庁に提出します

願書(申請書)の作成方法・提出方法は、以下の記事で、詳しく紹介しています。

商標出願の手続き、これで安心!自分で行うための基本ステップ

弁理士に商標登録を依頼した場合の4つのステップ

弁理士に商標登録を依頼すれば、弁理士が特許庁への出願手続きを代行します。

初心者くん
初心者くん

弁理士に依頼した場合の商標出願の流れが知りたいです

虎さん
虎さん

弁理士に依頼した場合、一般的に、以下の4つのステップで進みます!

ステップ1
まずは、弁理士と相談

どのような商品・サービスに、どのような商標を出願するか、検討し、どれぐらいの費用が掛かるか、説明します。また、希望があれば、商標調査して、商標登録の可能性を判断します

ステップ2
弁理士が、商標出願の願書案を作成

相談した内容をもとに、弁理士が願書案を用意して、提示します

ステップ3
願書案で問題ないか、チェック

願書案で、自分(自社)の事業がカバーできるか、確認します

ステップ4
出願内容が決まったら、弁理士が特許庁に願書を提出

通常、オンライン出願なので、当日もしくは翌日には、願書の提出が完了します

「自分で商標登録」と「弁理士に商標登録を依頼」を比較

初心者くん
初心者くん

自力で商標登録する、弁理士に依頼する、どっちがいいですか?

虎さん
虎さん

どちらもメリット・デメリットがあるので、検討した上で、決定しましょう!

比較すると、以下のリストの通りです。

自分で商標登録VS弁理士に商標登録を依頼
安い費用高い
面倒書類作成の手間簡単・時間が掛からない
初心者だと、数時間書類作成に掛かる時間短時間(数分)でOK
適切に保護できていないかも適切な商標の保護プロなので、適切に保護できる
的確に応答できないかも特許庁への応答期限内に、的確に応答

費用

商標登録に掛かる費用については、以下の記事で紹介しています。

商標登録っていくらかかる?費用と支払いの流れがまるわかり

自分で商標登録する場合

特許庁に支払う印紙代だけでOKです。

自分で商標登録すれば、最低限の費用に抑えられます。

弁理士に商標登録を依頼する場合

弁理士に商標登録を依頼すると、商標登録までに、数万円~十数万円の手数料が掛かります。

なお、依頼する弁理士(特許事務所)によって、手数料は大きく異なります。

弁理士の手数料については、以下の記事で、詳しく紹介しています。

【商標登録の費用比較】高い大手?安すぎる新興?中間価格×高品質の選択肢とは?

【参考例(筆者の事務所の場合)】

参考までに、筆者の事務所(すみや商標知財事務所)の場合、手数料は、以下の通りです。

出願時の手数料(税抜)登録時の手数料(税抜)
1区分目5万円3万円
追加1区分あたり3万円なし

書類作成の手間や時間

自分で商標登録する場合

調べながら、勉強すれば、自力で商標登録の願書(申請書)を作成できるでしょう。

しかし、初心者だと、結構、大変です

願書を作成するのに、数時間、掛かるでしょう

弁理士に商標登録を依頼する場合

弁理士が、商標登録の願書を作成します。

よって、願書を作成する手間を省けます

また、願書が問題ないか、チェックするだけなので、数分で済むでしょう。

適切な商標の保護

自分で商標登録する場合

商標登録の権利範囲は、登録商標と指定商品・役務(サービス)で決まります。

商標登録をチェックすると、指定商品・役務(サービス)が適切なのか、疑義がある商標登録も散見されます。

初心者による商標登録だと、適切に商標を保護できていない危険性があります。

弁理士に商標登録を依頼する場合

弁理士はプロなので、基本的には、適切に商標を保護できるはずです。

特に、商標出願の経験が豊富で、商標の深い知識がある弁理士であれば、より確実に、商標を適切に保護できます。

特許庁への応答

特許庁から登録査定が届いたら、30日以内に、登録料を特許庁に支払う必要があります。

また、商標登録を認めないと審査官が判断すると、拒絶理由通知書が届きます。

期限内に、適切に対応しないと、商標出願が拒絶され、商標登録できないので、注意です。

自分で商標登録する場合

自分で商標登録する場合には、全て自己責任です。

期限内に、適切に対応できずに、商標登録できない危険性があります。

弁理士に商標登録を依頼する場合

弁理士が、きっちり期限を管理してくれます。

また、弁理士は、特許庁の手続きを熟知しているので、適切に対応できます。

【筆者の見解】商標登録は、原則、弁理士への依頼がオススメ!

筆者は弁理士なので、弁理士のサービスが有益だと信じています。

商標登録は、重要な財産・権利です。

コストは掛かりますが、基本的には、弁理士への依頼をお勧めします

弁理士の中でも、できれば、商標専門の弁理士に依頼しよう!

弁理士でも、各々、専門の得意としている分野があります。

実際、特許専門の弁理士が、片手間で、商標業務を扱っていることもあります。

以下の記事で詳しく紹介していますが、できれば、商標専門の弁理士に依頼しましょう

失敗しない商標登録の依頼先|商標専門の弁理士を選ぶべき理由とは?

ただ、依頼する弁理士によって、手数料が大きく、異なりますので、予算に応じた弁理士の選び方については、以下の記事で、紹介しています。

【商標登録の費用比較】高い大手?安すぎる新興?中間価格×高品質の選択肢とは?

なお、筆者(角谷 健郎)の事務所は、「初心者向けに特化した」商標専門の弁理士事務所です。

初心者の方、大歓迎ですので、商標業務でお手伝いできることがあれば、ご相談ください。

初回の相談、無料!

【業界では珍しい「商標専門」の弁理士】

年に何十件も商標登録する場合などは、自分での商標登録も考えられる!

例えば、以下のような場合であれば、自社(自分)での商標登録も考えられます。

  • 年に何十件も商標登録して、商標出願に慣れていて、きちんと自社で期限を管理できる
  • 予算に限りがあり、商標登録に掛かる費用を最低限に抑えたい

ただ、慣れていても、ミスしてしまう危険性があります。

社名などの重要な商標の場合、コストが掛かっても、できれば、弁理士に協力してもらった方がいいでしょう。

本記事のまとめ

弁理士に商標出願を依頼すれば、手間や時間を省けます。また、適切に商標を保護でき、的確かつ期限内に特許庁に応答できます

自分で商標登録することの最大のメリットは、費用を最低限に抑えることです。ただし、初心者だと、商標出願の願書(申請書)の作成が大変で、時間が掛かります

基本的には、弁理士(できれば商標専門の弁理士)への依頼をお勧めします。ただし、年に何十件も商標登録していて、手続きに慣れている場合などは、自社での商標登録も考えられます

商標登録で困ったことがあれば、商標専門の弁理士の筆者(角谷 健郎)まで、ご連絡いただければ、一緒に検討して、解決します!

事務所HPからもご相談いただけますが、以下のフォームからも簡単にお問い合わせいただけます。

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