様々な企業や個人が、自分のロゴを作成して、ビジネスに使用しています。
- (商登第2098259号)
- (商登第6084697号)
- (商登第5893980号)
- (商登第5315237号)
しかし、必ずしも、全ての事業者が、自分のロゴを商標登録しているわけではありません。
ロゴを商標登録せずに、事業を進めるのは、リスクを抱えることになります。
この記事を読めば、商標登録せずに、ロゴを使用することの3つのリスクが分かります。
また、ロゴの商標登録の必要性も理解できるでしょう。
ロゴを商標登録しない3つのリスク
商標登録を取得するのには、費用が掛かり、決して、安くはありません。
しかし、商標登録せずに、ビジネスで、ロゴを使用するのには、リスクがあります。
代表的なリスクは、以下の3つです。
- 自分のロゴが模倣されても、泣き寝入りするかも
- 自分のロゴの商標登録を第三者に取得される
- ロゴを商標登録せずに、使用していたら、商標権侵害で訴えられる
【リスク①】自分のロゴが模倣されても、泣き寝入りするかも
ロゴが有名になると、他人に真似される危険性があります。
しかし、商標登録を取得していないと、商標権侵害を主張できません。
不正競争防止法など、他の法律を根拠に争う場合には、様々な条件(要件)を満たす必要があります。
よって、商標登録がないと、模倣行為を止められず、泣き寝入りするかもしれません。
有名になる程、模倣されるリスクが高まるので、早めの商標登録がオススメです!
【リスク②】自分のロゴの商標登録を第三者に取得される
自分のロゴの商標登録を第三者に取得される危険性があります。
日本の商標の世界は、先願主義、つまり、「早い者勝ち」で、詳しくは、以下の記事で紹介しています。
最重要ルール「先願主義」(早い者勝ち)と注意点を紹介!自分のロゴを第三者に商標登録されてしまうと、大変で、あなたのロゴの使用が、第三者の商標権の侵害に該当します。
先にロゴを使用していても、商標権を侵害するため、自分のロゴを使用できなくなる危険性があります!
なお、商標法には、異議申し立てや無効審判という制度があり、このような制度を利用して、第三者の商標登録を取り消せるかもしれません。
異議申し立てや無効審判については、以下の記事で、詳しく説明しています。
【商標登録の異議申し立て】制度の概要や流れを紹介! 商標登録の無効審判とは?制度の概要や勝算を紹介!しかし、確実に、第三者の商標登録が取り消せるか、分からず、また、高額な費用や時間も掛かってしまいます。
【リスク③】ロゴを商標登録せずに、使用していたら、商標権侵害で訴えられる
同一もしくは類似の商標登録が存在する可能性があります。
そのため、商標登録なしで、ビジネスでロゴを使用していたら、ある日、商標権侵害で訴えられるかもしれません。
商標権侵害を主張されると、以下のような損害を受ける危険性があります。
- ロゴを変更することで、売り上げが落ちる
- 権利者に損害賠償金を支払う
- 包装紙やチラシの修正などで、多大なコストが掛かる
- 他社のロゴを真似したという悪評が、インターネット上で、広まる
実際、商標権侵害で訴えられ、ビジネス上、致命的なダメージを追うケースがあります!
ロゴを商標登録する場合、できれば商標専門の弁理士に依頼!
リスクを排除するために、ロゴを商標登録することが考えられます。
専門家に頼まずに、自力で商標登録することもできます。
しかし、労力や時間も掛かり、ミスする危険性があるので、できれば、商標専門の弁理士に依頼することをお勧めします。
筆者(すみや商標知財事務所)にご依頼いただければ、親身になって、一緒に検討します。
業界では珍しい「商標専門」の弁理士
・ロゴを商標登録しないと、他人に模倣されても、泣き寝入りするリスクがあります
・また、他人に商標登録を取得されたり、ある日、商標権侵害で訴えられたりするリスクがあります
・このようなリスクを排除するために、自分のロゴを商標登録するのが重要です