・スマホ用のアプリのアイコンは、商標としての機能を発揮します
・近年、アプリアイコンの画像が、多数、商標出願されています
・アプリのアイコンの代表的な登録商標を、5つ紹介します
はじめに
あなたは、どのようなアプリをスマホにダウンロードしていますか?
世の中には、数多くのアプリが存在して、色々なアプリをダウンロードしているかと思います。
アプリをダウンロードすると、スマホにはアイコンが表示されます。
よく使用するアプリであれば、アプリのアイコンを見ただけで、何のアプリか、判断できます。
つまり、アプリのアイコンは、商標としての機能を発揮しています。
商標の弁理士として働いていると、近年、スマホのアイコンの画像を商標出願したいという依頼も、よく受けます。
アプリのアイコンの登録商標
アプリのアイコンの登録商標を5つ紹介します。
この中には、あなたが、普段、よく目にする登録商標も含まれているかと思います。
LINEアイコンの登録商標
コミュニケーション用のアプリ、LINEのアイコンの登録商標になります。
ユーザー同⼠であれば、国内・海外、通信キャリアを問わず、無料で⾳声・ビデオ通話・トークが楽しめます。
老若男女問わず、日本中で、多くの人が利用しています。
Instagramアイコンの登録商標
SNSアプリ、Instagram(インスタグラム)のアイコンの登録商標になります。
日本だけではなく、世界中で人気があり、全世界で月間10億人以上が利用していると言われています。
特に若年層からの支持が厚いSNSサービスになります。
PayPayアイコンの登録商標
キャッシュレス決済アプリ、PayPay(ペイペイ)のアイコンの登録商標になります。
2018年10月にソフトバンク社とヤフー社が共同でスタートしたサービスになります。
頻繁にテレビCMしているので、アプリをダウンロードしていなくても、この登録商標を知っている人も多いかと思います。
Youtubeアイコンの登録商標
オンライン動画共有プラットフォーム、Youtube(ユーチューブ)のアプリアイコンの登録商標になります。
なお、特許庁での審査では、この商標は、再生ボタンであると理解するにすぎず、識別力(特徴)がないと判断され、拒絶されました。
しかし、この判断に対して、拒絶査定不服審判を請求して、反論することで、商標登録が認められました。
radikoアイコンの登録商標
スマホでラジオが聴けるサービス、radiko(ラジコ)のアイコンの登録商標になります。
2010年3月から開始されたサービスになります。
このアプリを利用することで、インターネット環境があれば、様々なシーンでラジオが楽しめることができます。