任天堂の人気ゲームに関連した登録商標を詳しく紹介!

まとめ

・任天堂は、熱心に商標登録を取得しています。保有している商標登録は、約2500件で、ゲーム業界では、圧倒的な多さです

・「スーパーマリオ」、「ゼルダの伝説」、「スプラトゥーン」や「マリオカート」など、任天堂は多くの人気ゲームを取り扱っています

・ゲームソフトの名前だけではなく、登場するキャラクターやアイテムなども、商標登録しているケースもあります

任天堂は、自社のゲーム関連の商標を、熱心に商標登録している!

任天堂は、1889年に創業した大手のゲームメーカーです。

これまで、数多くのテレビゲームをリリースしました。

その中には、誰もが遊んだことがある大人気ゲームもあります。

任天堂は、日本のゲーム業界をけん引しています。

また、任天堂は、商標登録の取得にも熱心です

任天堂のゲームやキャラクターを保護するのに、商標登録が有効だからです。

任天堂の商標登録の件数は、2500件以上!

データベース「J-PlatPat」で調べると、任天堂は、2500件を超える商標登録を保有していました

「モンスターハンター」や「バイオハザード」で有名なカプコンでも、商標登録の件数は700件程度です。

2022年の商標登録の件数は17位(ゲーム会社では異例の順位)

ちなみに、2022年の任天堂の商標登録の件数は159件です。

特許庁の統計データによると、2022年の商標登録の件数は、全企業の中で、17位です

販売している商品数が多い日用品メーカーや化粧品メーカーが、必然的に、上位に来ます。

その中で、ゲームメーカーでトップ20に入るのは、驚異的です。

虎さん
虎さん

任天堂は、ゲーム業界内では、圧倒的な商標登録の件数です!その中には、ユニークな商標登録が、いくつもあります

任天堂の人気ゲームに関連した登録商標

任天堂は、毎年、数多くのゲームを発売しています。

任天堂は、全てのゲームタイトルの商標登録を保有しているわけではありません。

しかし、人気ゲームのタイトルについては、きちんと商標登録を保有しています

また、それに関連する商標も、取得しています。

いくつか、任天堂の人気ゲームをピックアップして、登録商標を紹介していきます。

「スーパーマリオ」に関連した登録商標

まずは、大人気のアクションゲームの「スーパーマリオ」です。

第1作目の「スーパーマリオブラザーズ」は、1985年に発売されました。

また、2023年10月に、最新作の「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」が発売されました。

(任天堂株式会社のホームページより)

以下の通り、任天堂は、「スーパーマリオ」関連の商標を出願・登録しています。

  • ス-パ-マリオ
  • ス-パ-マリオブラザ-ズ
  • スーパーマリオギャラクシー

これらのゲームの主人公は、「マリオ」です。

「マリオ」の名前やデザインなど、多数、商標登録しています。

詳細については、以下の記事で紹介しています。

また、ゲーム内で、様々なキャラクターが登場します。

「マリオ」以外の主要キャラクターのデザインについても、例えば、以下の通り、商標登録しています。

さらに、ゲームに出てくる城の名前やアイテムなども、商標登録しています。

  • ピーチ城
  • クッパ城
  • キノコ王国

「ゼルダの伝説」に関連した登録商標

「ゼルダの伝説」シリーズは、アクションアドベンチャーゲームです。

1986年に初代「ゼルダの伝説」が発売されて以来、長きにわたってユーザーに支持されています。

2023年に発売された「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は、3日間で売上1000万本を突破し、高い評価を得ています。

(任天堂株式会社のホームページより)

以下の通り、任天堂は、「ゼルダの伝説」関連の商標登録を取得しています。

  • ゼルダの伝説
  • ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
  • ゼルダの伝説 大地の汽笛
  • ゼルダの伝説 トライフォース3銃士
  • ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
  • THE LEGEND OF ZELDA TEARS OF THE KINGDOM

また、「ゼルダの伝説」の主人公の名前は、「リンク」です。

任天堂は、「リンク」の文字やキャラクターデザインを商標登録しています。

さらに、ゲーム内で登場するマーク、「ゼルダの伝説」を象徴するシンボルマークも、商標登録しています。

「あつまれ どうぶつの森」に関連した登録商標

「あつまれ どうぶつの森」は、2020年3月に発売されました。

(任天堂株式会社のホームページより)

新型コロナウィルスによる行動規制の影響もあり、大ヒットしました。

任天堂は、商標「あつまれ どうぶつの森」を2019年に商標出願し、商標登録を取得しています。

なお、「あつまれ どうぶつの森」は、「どうぶつの森」シリーズの7作目です。

任天堂は、前作のゲーム名称など、「どうぶつの森」関連の商標登録を保有しています。

  • どうぶつの森

また、「あつ森」が、「あつまれ どうぶつの森」の略称として、広まりました。

そこで、任天堂は、2021年に「あつ森」の商標登録も取得しました

略称の商標登録の重要性については、以下の記事で紹介しています。

「あつまれ どうぶつの森」は、様々なキャラクターと交流しながら、無人島を開発するゲームです。

ゲーム内の主要キャラクターの名称についても、任天堂は、商標登録を取得しています。

  • カッペイ
  • たぬきち
  • つねきち

「大乱闘スマッシュブラザーズ」に関連した登録商標

「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズは、人気キャラクターが集合した対戦アクションゲームです。

第1作目は、1999年1月に発売されました。

最新作の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」は、全世界で3200万本、売れていて、大ヒットしました。

(任天堂株式会社のホームページより)

任天堂は、以下の「大乱闘スマッシュブラザーズ」の商標登録を保有しています。

  • 大乱闘スマッシュブラザーズ

また、「スマブラ」が、「大乱闘スマッシュブラザーズ」の略称として、広まりました。

そこで、任天堂は、2000年に「スマブラ」の商標登録も取得しました

さらに、任天堂のゲームは、外国でも、大人気です。

そのため、以下の英語の商標登録も、日本国内で、取得しています。

  • SUPER SMASH BROS.
  • SMASH BROS.

「スプラトゥーン」に関連した登録商標

スプラトゥーンは、大人気のアクションシューティングゲーム・対戦アクションゲームです。

第1作目は、2015年5月に発売されました。

その後、第2作目が、2017年7月、最新作の第3作目が、2022年9月に発売し、いずれも大ヒットしました。

(任天堂株式会社のホームページより)

任天堂は、以下の「スプラトゥーン」関連の商標登録を取得しています。

  • SPLATOON

また、「Splatoon2」と「Splatoon3」のタイトルは、「2」と「3」の数字が、イカの図形でロゴ化されています。

そこで、ロゴ化された「2」と「3」の数字も、別途、商標登録を取得しています

また、ゲーム内に出てくるイカをモチーフにして、グッズが販売されています。

例えば、任天堂の公式オンラインストアでは、以下のクッションを販売しています。

(任天堂の公式オンラインストアより)

そこで、任天堂は、「」の商標登録も取得しています

「星のカービィ」に関連した登録商標

「星のカービィ」は、大人気のアクションゲームです。

第1作目は、1992年に、ゲームボーイ用ソフトして、販売されました。

「星のカービィ ディスカバリー」は、Nintendo Switch用ソフトとして、2022年3月に発売されました。

(任天堂株式会社のホームページより)

任天堂は、以下の「星のカービィ」関連の商標登録を取得しています。

  • 星のカービィ
  • 星のカービィ トリプルデラックス
  • 星のカービィ ロボボプラネット
  • 星のカービィ スターアライズ
  • 星のカービィ ディスカバリー

また、主人公のカービィが登場するスピンオフ作品のゲームもあります。

スピンオフのゲーム名称についても、任天堂は、商標登録を取得しています。

  • カービィのエアライド
  • カービィファイターズ
  • カービィのグルメフェス

さらに、「星のカービィ」の世界観をモチーフにしたテーマカフェがあります。

そのため、任天堂は、「」の商標登録も取得しています。

「マリオカート」に関連した登録商標

「マリオカート」は、大人気のアクションレースゲームです。

シリーズの累計の売り上げは、全世界で1億5000万本以上を達成しています。

「マリオカート8 デラックス」は、世界累計では、Nintendo Switchのソフトとして最高の売上本数です。

(任天堂株式会社のホームページより)

任天堂は、以下の通り、「マリオカート」関連の商標登録を取得しています。

  • MARIO KART ADVANCE

また、「スーパーマリオブラザーズ」の発売35周年を記念して、2020年に、「マリオカート ライブ ホームサーキット」を発売しました。

(任天堂株式会社のホームページより)

ゲームソフトとラジコンカーがセットになっています。

ゲームの世界と現実のラジコンが連動していて、画期的なゲームです。

これに関連して、任天堂は、「MARIO KART LIVE HOME CIRCUIT」の商標登録を取得しています

さらに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、「マリオ」の世界を再現したエリアがあります。

その中に、マリオカートをモチーフにしたアトラクションがあります。

(ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのホームページより)

任天堂は、アトラクションの名称「マリオカート ~クッパの挑戦状~」も、商標登録しています。

「ドンキーコング」に関連した登録商標

「ドンキーコング」の歴史は古く、まずは、1981年にアーケードゲームとして誕生しました。

その後も、様々な機種で、定期的に、新作が発売されています。

2014年には、ゲーム機種「Wii U」向けに、「ドンキーコング トロピカルフリーズ」が発売されました。

(任天堂株式会社のホームページより)

任天堂は、以下のような「ドンキーコング」関連の商標登録を保有しています。

  • ドンキーコング
  • ドンキーコング トロピカルフリーズ

また、主人公のドンキーコングをモチーフにしたグッズが販売されています。

そのため、任天堂は、「」の商標登録も取得しています

また、ゲーム内で登場する、以下のアイテム・マークも、商標登録しています。

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