・毎年、多くの映画が公開されますが、その中でも、商標登録を取得している映画のタイトルは、限られています
・日本での歴代興行収入ベスト5の映画のタイトルについて、商標登録を取得しているか、調べてみたので、紹介します
商標登録されている映画タイトルは限られている!
あなたは、最近、どんな映画を観ましたか?
毎年、膨大な量の映画が公開されます。
しかし、その中で、映画タイトルを商標登録している例は、限られています。
それでは、日本の歴代興行収入ベスト5の映画のタイトルは、商標登録を取得しているのでしょうか?
映画タイトルの商標登録を紹介!
この記事を執筆している時点での歴代興行収入ベスト5の映画のタイトルについて、商標登録を取得しているか、チェックしました。
ランキング形式にして、紹介します。
第5位は、2016年の公開の映画「君の名は。」です。
興行収入が、約250億円です。
下記の通り、公開後の2017年6月に商標出願して、商標登録を取得しています。
なお、権利者は、東宝株式会社になります。
第4位は、2014年公開の映画「アナと雪の女王」です。
興行収入が、約255億円です。
下記の通り、公開後の2015年1月に商標出願して、商標登録を取得しています。
権利者は、アメリカのディズニー社になります。
なお、以下の通り、ディズニー社は、原題の名称についても、商標登録を取得しています。
第3位は、1997年公開の映画「タイタニック」です。
興行収入が、約262億円です。
カタカナでの「タイタニック」では商標登録を取得していませんでした。
しかし、アルファベットの「TITANIC」が商標登録になっていました。
出願日は、公開後の1998年4月になります。
なお、権利者は、アメリカの20世紀スタジオ社になります。
第2位は、2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」です。
興行収入が、約317億円です。
以下の通り、公開前の2000年7月に商標出願して、商標登録を取得しています。
権利者は、株式会社スタジオジブリになります。
なお、「千と千尋の神隠し」の英語でのタイトル名称も、商標登録を取得しています。
第1位は、2020年公開の映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」です。
興行収入が、驚異の約404億円です。
「鬼滅の刃」は、漫画・アニメのタイトルでもあります。
映画の公開前に、以下の通り、「鬼滅の刃」の商標登録を取得しています。
権利者は、株式会社集英社になります。
なお、映画の公開前の2020年6月に、集英社は、「無限列車」の商標を出願して、商標登録を取得しています。