・データベース「J-PlatPat」で、対象の企業や個人が、どのような商標を出願・登録しているか、調べることができます
・「?」で挟んで検索すれば、その文字を含む出願人名・権利者名の商標出願・登録を検索することができます
・同一の社名の場合には、区別して表示されないので、出願人・権利者の住所まで、チェックしましょう
データベース「J-PlatPat」について
工業所有権情報・研修館(INPIT)は、データベースを提供していて、誰でもアクセスすることができます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
データベース「J-PlatPat」は、データが充実していて、使いこなせると、大変、便利です。
また、商標出願・登録の出願人名・権利者名で、検索することができます。
このような検索方法によって、対象の企業や個人が、どのような商標を出願・登録しているか、分かります。
特許庁データベースを使えば、自社の商標登録・出願を調べることができます
具体的な検索方法
例えば、大手の自動車メーカーのトヨタ自動車社が、どのような商標を取得しているか、調べたいとします。
まず、GoogleやYahooJapanなどで「J-PlatPat」と検索して、データベースにアクセスしましょう。
次に、以下のように、「商標」の項目から、「商標検索」を選択します。
その後、「出願人/権利者/名義人」の欄に、調べたい会社名を入力します。
この場合ですと、「トヨタ自動車株式会社」と入力して、検索ボタンをクリックします。
そうすると、権利が存続している商標登録が、登録番号の順番に、表示されます。
また、商標登録の後に、出願中の商標出願があれば、対象の商標出願が表示されます。
商標のタブの「商標検索」を利用しましょう!
注意点
同一の社名が、複数、存在あることが、多々あります。
その場合には、住所までチェックして、会社を特定する必要があります。
例えば、「株式会社アシスト」という社名の会社は、日本に、いくつもあります。
特許庁のデータベースで、「株式会社アシスト」で検索すると、多数の商標出願・登録がヒットします。
しかし、例えば、商登第4558229号の商標権者の株式会社アシストは、東京都中央区の会社です。
一方、商登第5153924号の商標権者の株式会社アシストは、東京都江戸川区の会社です。
さらに、商登第4970257号の商標権者の株式会社アシストは、大阪府大阪市の会社です。
このように、同一の社名の場合には、区別して表示されないので、注意が必要です。
同一の社名がある場合には、住所までチェックしましょう