・特許庁のホームページから、意見書のフォームを入手することができます
・意見書には、【商標登録出願人】などの書誌的な項目を設けて、【意見の内容】で、拒絶理由に対する具体的な反論を記載します
・自分で商標出願したとしても、拒絶理由通知を受けてから、その後の手続きを弁理士が代理することもできます
拒絶理由通知書が届いたら、意見書の提出を検討!
あなたが、商標出願して、特許庁から拒絶理由通知を受けたとします。
なお、拒絶理由通知が届いた場合の対応については、以下の記事で、簡単に説明しています。
検討した結果、拒絶理由通知に納得できずに、意見書を提出したいと考えました。
それでは、どのように意見書を記載するのでしょうか?
商標出願の意見書の記載方法
特許庁のホームページから、以下のような様式見本を入手することができます。
それでは、以下の記載項目について、大まかに説明していきます。
- 書類名
- 宛先
- 事件の表示
- 商標登録出願人
- 発送番号
- 意見の内容
- その他
「意見書」と記載してください。
拒絶理由通知書に担当審査官の氏名が記載されているので、審査官の氏名まで、記載することもできます。
【出願番号】の欄を設けて、「商願〇〇-〇〇〇〇」の形で、対象の出願番号を記載しましょう。
特許庁から通知済みの9桁の出願人の識別番号を記載してください。
識別番号を記載した場合は、【住所又は居所】の欄は不要です。
なお、識別番号が分からない場合には、【識別番号】の項目ごと削除し、【住所又は居所】の欄を記載してください。
拒絶理由通知書に、発送番号が記されています。
対応する拒絶理由通知書の発送番号を記載しましょう。
【意見の内容】では、拒絶理由に対する具体的な反論を書きます。
特定の記載形式はありませんが、拒絶理由に対して、ポイントを整理して記載しましょう。
一般的に、まず、どのような拒絶理由通知を受けているのか、簡単に整理して書き出します。
その後、具体的な反論内容を記載して、最後に、拒絶理由が全て解消していることを、まとめとして書きます。
証拠資料を併せて提出することもできます。
その場合には、【証拠方法】などの欄を設けましょう。
特許庁ホームページから、意見書のフォームを入手できるので、そのフォームをもとに、意見書を作成しましょう!
商標出願の意見書の書き方におけるアドバイス
意見書での主張は、専門的な内容になるので、できれば、弁理士などの専門家に依頼することをお勧めします。
自分で商標出願したとしても、拒絶理由通知を受けてから、その後の手続きを弁理士が代理することが可能です。
自分で意見書を作成する場合、意見書の書式・方式で分からないことがあれば、特許庁に問い合わせることもできます。
特許庁の担当者が、親身かつ丁寧に教えてくれると思います。
弁理士などの専門家に意見書の作成を依頼することが考えられます。また、分からないことがあっても、特許庁に問い合わせれば、丁寧にアドバイスしてくれます